
- 髪にハリやコシがない。
- 髪が細いので地肌が見える。
- 若い頃よりもボリュームが減った。
このような悩みに答えていきます。
年齢とともに髪の毛が細くなってしまう方は少なくありません。
そこで今回は、髪の毛を太くする3つのポイントをお伝えします。
この記事を最後まで読むことで、軟毛や髪が細くなることを防ぐことができますよ!
髪の毛を太くする3つの方法
髪の毛が細くなったり、柔らなくなることを防ぐのはとっても簡単。
それは、髪の毛に対して「よりよい栄養を与える」ことです。
そのポイントが
- 血流を促進する。
- 髪の毛に栄養を届ける。
- 質の高い睡眠を取る。
この3つのポイントを抑えれば、髪の毛は元気になります。
では、一つずつ解説していきます!
血流を促進する
頭皮の血流を促進することで、髪に大切な酸素や栄養素がしっかり送り届けられます。
で、血流を促進する方法はさまざまあり、あれもこれもやりすぎて「何が効いているのかわからない」という方も多いのも事実。
そこで、簡単に血流を促進する方法が「湯船に浸かる」ことです。

半身浴で大丈夫です。
しっかりと湯船につかり身体の循環を高めることで、末端部分まで血液を届けることができます。
とくに指先や足先が冷えやすい方はぜひ、実践してみてください。
また、入浴剤を入れるのも血流の促進におすすめ。
とくに「炭酸ガス系」の入浴剤は、皮膚から吸収され血管を広げる効果があります。
ちなみに、身体に吸収された炭酸ガスは最終的に肺から呼吸によって外に出ていくので、身体に害をもたらすことはありません。
髪の毛に栄養を届ける
血流がよくなったら、血液の中を通っていく栄養分を高めて上げましょう。
髪の毛はケラチンたんぱく質という物質で9割構成されているので、このケラチンたんぱく質を合成するために必要な栄養素を摂ればよいだけです。
そこで、おすすめな栄養分が
- たんぱく質
- 亜鉛
- ビタミン
この3つです。
たんぱく質を摂る理由はとっても簡単で、髪の毛もたんぱく質でできているから。
ビタミンに関しては、細胞分裂や抗酸化作用が非常に高いので、肌の調子や頭皮周辺のコラーゲンの生成を促してくれる効果が期待できます。
レモン・いちご・キウイ・キャベツ・ピーマン・ブロッコリーなどに多く含まれています。
また亜鉛は、ケラチンたんぱく質をつくるのに必要不可欠な成分。
亜鉛が不足すると髪をつくるケラチンたんぱく質が合成でいないため、抜け毛が増えたり新たな髪が生えてきません。

生えても細い髪になってしまいます。
亜鉛は身体に吸収されにくく体外へ排出されやすい成分なので、サプリメント等で補うことがおすすめです。
髪を細くしてしまう栄養分
逆に摂って欲しくないのが油っぽい、塩分が多い食事。
油や塩分は血管を狭めて、血液をドロドロにしてしまう作用があります。
また、揚げ物やジャンクフードなどの油分がたっぷりの食べ物は、頭皮の皮脂分泌を促進するため毛穴に皮脂がたまりやすくなり抜け毛の原因にも。
なので、油分や塩分が多いものは控えるようにしてください。
質の高い睡眠を取る
髪の毛は寝ている間につくられます。
とくに、眠りはじめの3時間は「成長ホルモン」の分泌量が一番多いときです。
睡眠中に成長ホルモンが分泌されることで、毛を生やす元の毛母細胞が活性化して発毛を促進してくれます。
成長ホルモンは時間帯ではなく、ノンレム睡眠時に多く分泌されることが科学的に証明されています。
極論を言えば、夜中の3時に寝たとしても「眠りはじめに深い睡眠に入れば出る」ということです。
ただし、生活習慣の悪化も髪が細くなる要因なので、規則正しく7~8時間は睡眠時間を確保するようにしましょう。
シャンプーを変えてみよう!
今使っているシャンプーを見直すことも、髪を太くするには有効です。
実は、髪が細くなっても同じシャンプーを使っている方が約5割もいるんです。
「何となく」「以前から使っていたから」という理由で同じシャンプーを使い続けている方も少なくありません。
シャンプーを選ぶ基準として「配合成分」を気にするようにしてください。
市販のシャンプーの多くは、洗浄力の強い高級アルコール系の洗浄成分が配合されています。
高級アルコール系の洗浄成分は、食器洗剤にも配合されるほど強力な成分。
つまり、洗剤で頭を洗っているようなモノです。
そこでおすすめなのが「アミノ酸シャンプー」。
アミノ酸シャンプーの特徴は「皮脂を落としすぎず保湿もできる」こと。
適度な皮脂がある頭皮は乾燥やダメージを防ぎ、健康な髪をつくり出すことができます。

育毛ケアにもつながります。
アミノ酸シャンプーを使うことで頭皮環境が整い、髪のボリュームアップやハリ・コシの改善などの効果が期待できます。
アミノ酸シャンプーを詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめです
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髪が細くなってしまう原因
「髪が太い、細い」この違いは、コルテックスの量で決まります。
コルテックスは、髪の毛の中にある繊維状のたんぱく質でできている層のことです。
コルテックスの量は生まれつきの体質もありますが、髪の栄養状態などによって大きく変化します。

つまり、コルテックスの量が少ないと髪が細くなるんです。
で、髪が細くなる原因としては
- 加齢
- 栄養不足
- 睡眠不足
- 間違ったヘアケア
- 過度なストレス
- 脱毛症や病気
など大きく分けて、6つの原因があげられます。
加齢
加齢とともに髪が細くなる原因のひとつに「女性ホルモン」が深く関係しています。
女性にはエストロゲンとプロゲステロンという2種類のホルモンがあり、とくにエストロゲンはコラーゲンの生成や髪の成長促進、血行を良くしてくれるなどの作用があります。
ただ、このエストロゲンは20代をピークにどんどん減っていくので、髪の成長がサポートされなくなり細くなってしまうのです。
さらに30代後半になると、ヘアサイクルの過程の一つである「成長期」が短くなります。
若い頃はヘアサイクルの中で成長期が約90%を占めていますが、年齢とともに「後退期」や「休止期」にあたる髪が増えその結果、髪が細くなります。
栄養不足
栄養不足で髪が細くなる原因は
- 血行不良によるもの。
- 食事による栄養不足。
この2つがあげられます。
毛根に酸素や栄養素を運んでいる毛細血管は、加齢により老化するため細くなり血行不良を起こしやすくなります。
そうすると、毛根に十分な酸素や栄養素が運べなくなり、髪が栄養不足になってしまうのです。
また、食事による栄養が不足していると、命に直接関係がない髪に栄養が届くのは二の次。

身体は、生命維持に大事な器官に優先的に栄養を運びます。
なので、偏った食生活を続けることは髪の成長を妨げるだけでなく、身体にも悪影響を及ぼしてしまいます。
間違ったヘアケア
毎日の何気ないヘアケアも髪を細くしてしまう原因の一つです。
ゴシゴシ髪を洗ったり、洗浄力の強いシャンプーを使うと頭皮にダメージを与え、炎症を起こしてしまいます。
頭皮が炎症を起こすと毛根がダメージを受け、健康な髪が育ちにくく細い髪になってしまいます。
とくに市販のシャンプーは洗浄力の強いモノが多く、頭皮が乾燥しフケやかゆみを引き起こしてしまう原因に。

頭皮環境が乱れることも髪が細くなる原因の一つです。
また、カラーリングやパーマは毛先が傷みやすく、パサパサになったり切れ毛の原因にもなります。
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過度なストレス
ストレスを溜め込んでしまうことも髪に影響を及ぼします。
長期間ストレスにさらされると自律神経が乱れ、体内の毛細血管が収縮して血流が悪くなります。
血管が収縮すると毛根に必要な酸素や栄養素が運ばれにくくなるため栄養不足を招き、髪の成長を妨げてしまうのです。
脱毛症や病気
稀にですが、脱毛症や病気により髪が細くなってしまうことがあります。
脱毛で悩む女性の中でもとくに多い「びまん性脱毛症」は、甲状腺疾患や鉄欠乏性貧血の疑いが考えられます。
びまん性脱毛症で髪が細くなった場合は、内臓疾患が考えられるためセルフケアで治すことは困難なので、早めの医療機関の受診をおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
髪を太くする3つのポイントを紹介してきましたが、意外と簡単ですよね。
でも、まずは簡単なことからはじめることが大切です。
髪が細くならないために、一つひとつやってみてくださいね。
短期間で効果は実感できなくても、続けることで必ず髪に変化は現れてくるはすです。