キューティクルは復活しない!?その驚きの事実とは?

美容室やテレビCMでよく耳にする「キューティクル」。

キューティクルが傷んでいると、ヘアダメージを起こしやすいのは女性なら知っているはず。

でも実際、キューティクルがどんな役割をしているかは知らない方が多いのでは?

そこで今回は、髪の「最後の砦(とりで)」とも言われるキューティクルについて、サルでも分かるレベルで深堀していきたいと思います。

そもそもキューティクルってなに?

「キューティクルってどんな役目をしている?」って聞かれると、あなたは何と答えますか?

「髪にツヤを出してくれる」この答えが多いのではないでしょうか。

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正解です!キューティクルが正常だとツヤツヤの髪になります。

キューティクルとは

毛髪の表面をおおっている部分。

外部の刺激から毛髪内部を守り、コルテックスのタンパク質や水分が失われないように働くと同時に、髪につやを与えています。

キューティクルは根もとから毛先に向かってウロコ状(紋理)に重なり合い、1枚の細胞は非常に薄く、密着した層をなしています。

↓こんな感じ。

    さくら さくら

キューティクルは髪の表面を覆っている物質で、身体で例えると「皮膚」」みたいな感じです。

で、キューティクルは一枚モノではなく、8~10層になっています。

キューティクルがうろこ状に重なっていることで、髪は自由に曲がることができるし、髪を紫外線などのダメージから守ってくれる「頑張り屋さん」なんです。

キューティクルは水分調整を行っている

キューティクルは髪の毛1本に対して8~10層のうろこ状に重なり合っていますが、キューティクル自体は3層構造になっています。

  1. エピキューティクル
  2. エキソキューティクル
  3. エンドキューティクル

エキソキューティクルにはA層とB層があり、エピキューティクルがキューティクル全体を覆っている感じです。

で、ここで大事な事はキューティクルの名前を覚えることではなく、

  • エキソキューティクル・・・ほぼ、水を吸わない
  • エンドキューティクル・・・水を吸う

ここがポイントです。

上の層はあまり水分を吸収することはありませんが、下の層は水分を吸ってしまいます。

そうすると何が起こるか?

エンドキューティクルが水分を吸うと、こんな感じで膨らんでしまいます。

すると、キューティクル全体がリフトアップ(持ち上がる)するんです。

 

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水分を吸収することで、キューティクル自体が開いた状態になるんですね。

で、エンドキューティクルで吸収しきれなかった水分が通過していってしまいます。

多分、こんな感じです。

つまり、キューティクルは「弁」のような働きがあり、髪に水分が足りなければ吸収し、多ければ通過させる、簡単に言えば「髪の毛の水分調整」の役割を果たしているんです。

髪質改善に重要な成分「CMC」

このようにキューティクルは、髪の毛の保護だけでなく水分調整も行ってくれることが分かって頂けたと思います。

そして、このキューティクルの間には「CMC(細胞膜複合体)」という髪のダメージ改善に重要な成分があるんです。

このCMCには3種類あり、それぞれ存在する部分が違います。

  1. 髪の内側のコルテックスの間
  2. コルテックスとキューティクルの間
  3. キューティクルとキューティクルの間

髪の内側のコルテックスの間

髪の内部のたんぱく質とたんぱく質の間をCMCが満たしている感じです。

コルテックスとキューティクルの間

このようにコルテックスとキューティクルをくっつけているイメージ。

キューティクルとキューティクルの間

上記でもお伝えしましたが、キューティクルは8~10層に重なっていて、そのキューティクルの間をCMCが満たしています。

こんな感じでCMC(細胞膜複合体)は、キューティクルの間を満たしているのですがその役割としては

  • キューティクルの接着
  • 保水
  • 浸透調整
  • 成分の流失防止
  • しなやかさを出す

などがあり、CMCは「水分や油分、薬剤の通り道」なんです。

キューティクルが開くことで余計な水分を逃がしたり、パーマやヘアカラーなどの薬剤を髪の内部に浸透させたりと調整してくれるんですね。

チェックポイント

毛髪の約80%はたんぱく質で構成され、残りの5%がCMCと言われています。

CMCは髪全体のたった5%しか占めていませんが、髪質改善には重要な成分と言えます。

キューティクルは呼吸している

キューティクルは水分を吸収すると開きます。言い換えれば「呼吸」しているのと同じこと。

髪の表面は、常にキューティクルが開いたり閉じたりして呼吸をしているんです。

ですがキューティクルがダメージを受けると、髪がパサパサになったりするのでシャンプーやトリートメント、美容室で勧められるサロントリートメントをしますよね?

でも、ヘアダメージを改善しようとしたケアが実は、「キューティクルを窒息させている」って知ったらどうしますか?

トリートメントしてもキューティクルは復活しない!

「キューティクルが窒息?」「意味わからんし」って、思いますよね。

髪の毛は死滅細胞でできているので、血管もなければ神経もありません。

 さくら さくら

傷ついても自分で自己再生ができないんです。

それなのに「窒息」っておかしいと思うのが当たり前のこと。

ですが、ほとんどの方はダメージヘアを何とかしよと、トリートメントを塗りたくるのではないでしょうか?

そして「髪がツルツル、スベスベになった!」って喜ぶ・・・。しかしその裏では大変なことが!

ダメージヘアの方の髪には「ダメージホール」という空洞ができています。

トリートメントの働きは、ダメージホールの穴から髪の毛に似た成分や栄養素を髪の内部に浸透させコーティングすることで、「これ以上の成分が流れ出すのを防止する」役割があります。

    さくら さくら

このコーティングによって手触りが良くなるんです。

しかし髪の毛をコーティングすることにより、キューティクルが髪内部の水分調節が上手くできずダメージを受けてしまいます

これが「キューティクルの窒息」なのです。

このようにトリートメントを続けていると髪は回復するどころか、ますますダメージの症状が悪化するだけ。

ダメージヘアが気になりトリートメントをする

トリートメントにより髪がコーティングされる

キューティクルの動きを妨げる

水分調整が上手くできない

自由水が増え結合水が減る

髪がパサつく

トリートメントをする

正しく「負のスパイラル」。

確かに手触りはよくなるので一見すると、「キューティクルが復活!」そんな感じになりますが残念ながら「錯覚」です。

毎日、髪をリセット!スッピン髪が美髪を引き出す

ヘアカラーやパーマで傷んだ髪をトリートメントで誤魔化しても、デメリットにしかなりません。

では、どうすればいいのでしょうか?

その答えが「髪をスッピンにする」ことなんです。

髪は死滅細胞でできているので、どんな高価な成分を与えても髪のダメージが治ることはありません。

それでも、「パサパサの髪よりトリートメントをして手触りを良くしたい」そんな方もいらっしゃると思います。

そこでおすすめなのが「汚れをしっかり落とすシャンプーを選ぶ」ことです。

基本的にシャンプーは汚れを落とすためのものなのですが、多くの商品はたくさんの成分を入れて付加価値を高めようとしています。

それが悪いわけではありませんが、肝心の汚れがしっかりと落ちていないのにトリートメントをしても汚れも一緒にコーティングしているようなもの。

シャンプーで汚れだけでなく、トリートメントのコーティングも落とす事ができればトリートメントを使っても何ら問題はありませんよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

キューティクルは硬い被膜で髪の表面を覆い、紫外線のダメージ抑制から水分調整までこなしてくれる万能な物質です。

キューティクルも一度傷つくと復活することはありませんが、生え始めた髪やこれから生えてくる髪のキューティクルは整っています。

この整っているキューティクルを守るためにも、日々のケアはしっかりと行いましょう♪